胸椎伸展エクササイズ

胸椎の後弯に対してのアプローチ

胸椎の後弯があり可動性がない人へのトレーニングを行ないました。お客様の多くは胸椎の可動性がない代わりに、腰椎で代償する事が多い。私自身もデッドリフトやスクワットでも腰椎で代償する事が多いと思います。

胸椎の可動性にはまず、
・可動性があるかないか(そもそも硬すぎて動かせないなど)
・胸椎をうまく動かせるかどうか(分離運動ができるか)
※分離運動とは、関節単体を動かす事です。意識して動かす訓練をする事で出来るようになっていきます。
胸椎後弯の人には、胸椎伸展を身体に覚え込ます必要があります。
可動性がない人に対してはポールを使用したりストレッチから入り、まず可動性を上げる
必要があり、パッシブ(他動的)には動くのに、アクティブ(自動的)動作では胸椎伸展できな
い場合は、パッシブで可動性を出すより。アクティブにより脳で身体の使い方を覚えさせる必要があります。

胸椎伸展動作をアクティブで覚え込ますには、

・(うつ伏せ)での胸椎伸展
 下部頸椎から上部胸椎~胸腰移行部まで順番に力が入る様に伸展します。ポイントとしては床に当たっているアバラに重心を置き、四肢の力を抜くことです。
NGパターン
腰椎での代償、殿筋に力が入る、胸椎伸展時に僧帽筋上部が緊張し、肩がすくむ、
首がこる

・仰向けでの胸椎伸展
 チンインをやる動作で、うつ伏せ同様上部胸椎~胸腰移行部まで力が入るように伸展します。うつ伏せと比べ、脊柱に張力が入らないので楽に出来るというものがあります。

うつ伏せで出来なければ仰向けでやらせ、ソラシックスエクステンションや蹲踞などをやってもう一度うつ伏せでやると胸椎伸展意識が出来ると感じました。
実際にやってみるといかに自分の動きが腰椎代償で動いているのか分かりました。
胸椎伸展のエクササイズを1時間行なうと、肩回りや首が楽になり、ベンチでも肩甲骨の下制内転がスムーズに出来る気がしました。

自分で実践しつつ、お客様に行って反応を見ていきます。