頸椎のストレッチ実践

 

頸椎の椎骨は7個あります。第1頸椎である環椎と第2頸椎の軸椎の可動性がメインで頸椎を屈曲伸展させます。この屈曲伸展時に第1~第7頸椎と第1~第3胸椎までが連動して動きます。肩甲挙筋、頭板状筋、頚板状筋、胸鎖乳突筋の柔軟性がなくなると頸椎の可動性がなくなり、首を左右に振ったり伸展時に詰まるような感覚が出てきます。胸椎の伸展性を上げようとチンインをしてみて、首につまりが出たり、地面を後頭骨で押すのができない場合などは、頚椎周囲の筋肉を施術することで改善されやすくなります。いつも施術台で行っている首のストレッチをその場でやるのが良いです。ただやるのではなくその際には張りや硬さに左右差がないか動きのチェックなどをして見分けることもできます。
チンインで腰椎が過伸展す場合には、先ほどの頸椎の動きも関係しますが、下部胸椎の動きが関係します。下部胸椎は第7~第12まであり、この部分の可動性を上げるためには、下部肋骨の動きを出す必要があります。姿勢が崩れた状態でいると、肋間筋や腹直筋などが緊張し硬くなり、呼吸をしたときに下部肋骨は横に広がらず縦に広がります。その結果、アバラが浮き出たように見えたり、チンインしたときに胸椎伸展がうまくできず、腰椎の過伸展がでてきます。改善していくには呼吸や肋間筋や腹直筋の揉捏をして柔軟性を上げるひつようがあります。
そういった施術をエクササイズ間に取り入れて、違いを感じてもらうことでお客様はビックリしますし、より頼りにしてくれると思うので施術法など積極的に実践していきます。