メジャリング復習とキャリパー

評価 メジャリングとキャリパー測定

本日は、メジャリングの復習とキャリパー測定をおこないました。
身体の評価において、上記の評価をすることにより初回~途中~最終までどのくらい変化するのか(体脂肪を落とす)を数値で表すことができます。
測定において重要なことは、再現性です。
再現性は
・常に同じ箇所
・測る位置に垂直
・緩めすぎず、きつ過ぎず
・脱力 力が入っていないか、体重が片方にかかっていないか
・服の上から測っていないか

この5点が守られていないと、測定が乱れて太くなったり細くなったりと数値が変化します。

例えばウエストに関しては、メジャーが後ろでずれていないか、骨盤が前傾・後傾になっていない・お腹を引っ込めていないか確認する必要があります。
二の腕や太ももなどは力が入っていないかを確認する必要があります。

キャリパー脂肪の厚みを測るための物です。これもメジャー同様に、同じ箇所・つまんだ部分に垂直に測ります。
測る位置より1㎝上そして広めにつまんでいきます。つまんだ位置から1㎝下がった部分をキャリパーで計測していきます。
キャリパーの誤差を防ぐために2回計測します。基本的には右側のみの測定をします。
毎セッションごとにおこなうと、時間ももったいないので1ヶ月に一回の方が身体の変化も分かり、差が出てきます。

キャリパーやメジャリング測定をしていき、姿勢のチェックをしていきます。
なぜこのお客様はお腹に肉がつくのか?お尻が弛んでしまうのか?を頭において
チェックに入ります。
姿勢チェックは、正面・横・背面と見ていきます。正面・背面から見る場合は真ん中の線に正中線を合わせて撮影します。肩峰や骨盤のずれ・脊柱の歪み、側弯がないかチェックをします。
前額面状から見てみて耳・肩峰・大転子・腓骨頭・外果中央が垂直になっていれば、正常なアライメントになっていると言えます。なので、撮影する際には、一度肩峰・大転子・腓骨頭の位置を触診してシールを貼ってから撮影する方が、分かりやすく映ります。
例えば、お尻の筋肉が発達している人は、骨盤が前傾して見えて反り腰のように見えます。
骨盤前傾・後傾しているのを見分ける方法としてはシールのほかに、前額面上に対して恥骨が隠れて見えなければ骨盤前傾・出ているように見えるのであれば後傾している可能性が高いです。
さらに原因である部分を探って行くために柔軟性チェックをします。そのうえで写真を見せながらお客様に説明します。より判別していくには実際に骨盤のアライメントチェックをします。腸骨稜の高さ・PSISの左右差・ASISとPSISの高さを見ます。

どの測定にも再現性、正確におこなうことが重要です。
前回おこなったメジャリングの復習では、測り方を間違えたり、メジャーが被ってしまうことがあり、ずれが生じました。
そうなると毎回太くなったり、もしくは極端に細く数値が出てしまうことがあります。
あとは測る時に、スルッと抜けてしまう時もあるので、慣れていないと思われてしまいます。
モニターさん等に協力してもらい、測る練習を行っていきます。