セッション練習andディレクト

本日は前回からの続きで
イニシャルキュー
フォローアップキュー
モチベーショナルキュー
を意識して、セッションの練習をしました。ラットプルダウン→バーベルスクワット→ライイングトライセプスエクステンションの順で行いました。

最初はラットプルダウンから入りました。
ラットプルダウンは背中を鍛える種目であり、広背筋や大円筋を鍛えます。
背中をトレーニングする種目は、ローイングやチンニングデッドリフト等色々ありますが、トレーニング初心者のお客様には、軽い重量で始められ動作も分かりやすいラットプルダウンが適切です。

お客様になぜこの種目をやるのか説明をする時は、分かりやすく簡潔に、そして想像しやすく話さないといけません。
例えば
・逆三角形になって逞しい身体になる。
・背中のたるみがなくなる。引き締まります。
・水着を着てもお肉が乗っからず、気にならなくなる。
・二の腕のたるみがなくなる。引き締まる。

動作説明をする時は、最初はざっくりとポイントごとで
握る・座る・引く・戻す、と簡潔に行ないます。
また間違ったフォームも一度行なって、お客様に見てもらい意識してもらいます。(腰が丸くなる、肩がすくむ等)

またお客様によって、横を向く人や鏡越しで話す人が居たりと様々です。アイコンタクトや動作中のカウントをする際は、立ち位置を変えたほうがお客様集中しやすくなります。
すぐ真後ろでカウントを数えても、もしかしたらうるさいだけでお客様は全く集中していないかもしれません。少し離れて右か左の位置で、もしくは真横で数えている方が良い場合もあります。

また、どこを使っているのかフォーム修正部分でしっかり伝えることで、よりお客様が背中を鍛えているという実感が湧きます。

ラットプルダウンには4つポイントがあり、
胸を張る(胸椎伸展)
肩を下げる(肩甲骨下制)
バーを押す(肩甲骨伸展)
押したままバーを引く(肩甲骨内転)

この動作をより分かりやすく説明するためには、やはりフィーリング、自分なりのネタ帳を作ることが重要です。
胸を張るのであれば、オードリー春日のカスカスダンスや、
肩を下げるのであれば一度すくませて、これが肩が挙がっている状態、落ち込んだように元に戻すのが肩を下げるという風に行わせてみます。
また一緒にやって見せることも手段です。


次にバーベルスクワットを行いました。自重でのスクワットができるようになったという程でセッション練習を行いました。

スクワットをすることで
・脚やお尻周りが引き締まりスタイルが良くなる。
・筋肉がついてスーツを着た時に、締まって見える。
・お尻がキュッと上向きになる。
など、その種目を行うことで得られるメリットや、お客様が望んでいる事にしっかりとフォーカスするこです。

動作説明は、すべての種目に対して簡潔に分かりやすくが重要です。バーベルスクワットの場合
・バーを持って、頭をくぐらせる。
・脚は肩幅に開き、つま先は真っ直ぐ・膝は外側で持ち上げ1歩下がる。
・しゃがむ・戻る

気をつけるポイントとしては
・早くしゃがまない。怪我をする恐れがあるため。
・膝が内側に入らないようにする。外側の太腿が張って太くなる。
・背中を丸めない。腰や背中を痛めてしまう。

特に膝の部分に関しては、外側へ開くと、よりお尻と内腿の部分が鍛えられますと言った方が、お客様も意識して行います。
ケガをするや危険というネガティブな言葉だけでなく、正しい動作によってどのような効果があるのかを、分かりやすく説明できると良いと感じました。


3種目はトライセプスエクステンションをセッション練習で行いました。
ライイングトライセプスは三頭筋、二の腕を引き締めたりするのに効果的な種目です。

やり方としては
・バーをお腹の所に寄せて持ち、台の上に仰向けに寝る。
・脚を台の上にのせる。のせないと人によっては、動作を行った時に腰が反り、痛める
   原因にもなるためです。
・バーを目線上に持ち上げ、肘を曲げながら自分の髪の生え際までゆっくり降ろす。
  また元の位置に戻す。

気をつけるポイントは
・早く降ろす。反動でおでこにバーベルが当たってしまう事があります。
・バーベルを挙げたり降ろしたりする際に肘が移動する。三頭筋にしっかり効きませ
  ん。
・肘が開いてしまう。そのまま降ろすと肩が外れる事があります。

女性に関してはバーではできない人が多いので、ダンベルで行う方が良いです。
その場合は、降ろす時は耳の横にダンベルを降ろします。


総評として
種目ごとの特性、そしてその特性をいかに分かりやすく説明できるかを勉強しなおします。また、モチベーショナルキューがまだまだ弱いです。普段の生活や仕事の中練習できることですので、意識して行ないます。表現力の強化を行ないます。

そしてコーチング、コネクティングに続いてディレクトを学びました。

ディレクトには2つあり
キャラクター
があります。

コントラクトはメリハリや流れ作りです。セッションごとにストーリーを作っていくものです。
一回のセッションで始まる前、やっている最中、終わった後と
印象を常に変えていく事でお客様に、このトレーナーは一味違うと思わせる事です。
そのため、トーンや話し方を変えたり、セッションの組み立て方を変えたりといった工夫が必要です。

・キャラクター
これは自分の中で、どのようなキャラでセッションを行なっていくかです。強気なタイプでいくのか、一緒に頑張りましょうと共同していくタイプなのか、それとも一方的にとにかくやらせるタイプなのか
1クールの中で使い分けることで演出作りや、いつもと違う雰囲気作りをすることでお客様に刺激を与えて、慣れさせない狙いもあります。


ディレクトは自分の個性をいかに引き出していくかがポイントです。思い切り引き出せることで、コーチングに活かしてモチベーショナルキューの上達にもつながります。
そこを磨くためにも普段の生活の中で、人物を見て勉強したり映画なども参考にして向上していきます。