肥満の弊害

肥満による弊害

本日は肥満による弊害についておこないました。
肥満による弊害として、
高血圧、糖尿病、高脂血症睡眠時無呼吸症候群、変形性膝関節症、ロコモティブシンドロームなどは生活習慣病と呼ばれます。
高血圧には、血管収縮型と体液貯留型に分かれます。血管収縮型は血液がドロドロの状態、食事や運動不足などにより血糖値が高い状態です。体液貯留型は塩分を摂りすぎているため水を飲んでもおっつかず、むくみやすい状態にあります。高血圧と呼ばれるのは、血管の拡張時に90以上、収縮時に140以上ある場合が高血圧と呼ばれます。

糖尿病にはⅠ型とⅡ型に分かれます。I型は遺伝的なものです。例えばお母さんやお父さんが糖尿病を患っていると、生まれた赤ちゃんは糖尿病の可能性があります。もともとのインスリンの働きが全くない状態なのです。
Ⅱ型は後天的な物です。生活習慣で不摂生がたたり、インスリンの働きが悪くなっている状態です。糖尿病の疑いは、空腹時血糖値が120以上、75gのブドウ糖摂取2時間後に計測し200以上ある状態、もしくは血液中のヘモグロビンA1Cは糖分を運びますが、これが血液中の6.5%以上になると糖尿病への可能性が高まります。
高脂血症は血中のコレステロール中性脂肪などが上昇し濃度が増した状態で、脂質代謝異常症とも言います。これが続くと狭心症心筋梗塞脳梗塞心不全などの症状を起こします。
他にも肥満により睡眠時無呼吸症候群や変形性膝関節症、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)など日常生活に支障をきたす、死に至る事だってあります。
睡眠時無呼吸症候群は、たくさん寝ても、浅い眠りの為、頭がスッキリしなく眠い状態です。そのため車の運転中に居眠りをして事故を起こしてしまうこともあります。自分ひとりが傷つくだけならまだしも、通行人を巻き込んだりしたら大変です。ロコモに関しても関節や筋肉が正常に動かなくなれば、自分ひとりでどこかにいく事や何かしたくても出来なくなる可能性もあります。ご家族に負担を掛けたりすることもあるでしょう。
そのために、日頃から身体を動かして健康的な生活を送らないといけないのです。
色んな食事がある日本では、好きな物を好きなだけ食べれる時代です。そのため生活が不規則になり、メタボの人も増えてきています。
メタボの人口は1980万人、日本人口の10%以上がメタボなのです。
仕事中心の生活環境により食事の時間は乱れ、高カロリーなものが町には溢れ返っています。もともと遺伝的な人もいれば、宗教的に高カロリーを食べたり、人種によっても違います。総人口の10%以上も肥満の人がいます。その人たちをいかに楽しく運動させるか、そして生活習慣を改善させるかはトレーナーとしての一つの役割だと感じてます。
医者は病気になったら治すしかできませんが、細かく予防の指導はしてくれません。そのためこういった知識を深めてお客様に話して信頼されるようにします。