トレーニング実技 人柄とPNFストレッチ実践

トレーニング実技 人柄とパートナーストレッチPNF法

トレーニングで信頼してもらうためには専門性(効果・安全性・要望に沿っている・効率性・再現性)と人柄が大事になります。
人柄をお客様に見せることにより、より自分の事を知ってもらえ、またお客様も自身の事を話してくれます。
人柄を感じてもらうためには
・趣味→これが好きで、なぜ好きなのか、どういった所が好きなのか。
・家族愛→兄弟の話や、おばあちゃん子など。安心感を与える狙い。
・義理固さ→友情エピソードや人情など、情に訴えるようなお話。
・お金の使い方→給料の何%はこういった使い方をしてます。
真面目に使っているんだなと思わせることもあれば、
・責任感→イベントの時は必ず下見をしています。など自分の仕事に対しての接し方。
上記の事をお客様と共有する事で、何度もセッションをしていく中でお互いの状況が知れて信頼関係が厚くなります。

本日はPNFストレッチをおこないました。
PNFストレッチとは固有受容性神経筋促進法といいます。筋肉には伸張反射というものがあり筋肉が急激に伸ばされるほど強く働き、筋肉を収縮させます。勢いよくやると逆に硬くなって柔軟性が無くなってしまいます。ストレッチの際ゆっくり伸ばすのは伸張反射が働きにくいようにするためです。
PNFストレッチは伸ばす筋肉を最大伸張時に収縮させることにより伸張反射を抑制します。
その後ゆっくり弛緩させることにより筋肉の柔軟性、関節可動域の改善に効果があるのです。
PNFストレッチは下記のようなときに使うのが良いかと思います。
・時間がないとき。エクササイズに入る前やインターバル、トレーニング終了後に
 ペアストレッチを長くする事ができないとき。
・身体が硬くてセルフストレッチをやっても効果が出ない人。
・最初の最大伸張時からスタートするので、他のストレッチに比べて痛みが少ない。

お客様に、PNFストレッチでの効果を実感させるためにはエクササイズもありますが柔軟性チェックでストレッチ前後で評価をするのが良いです。その際は写真を撮って前後の変化を目でも見てもらう方が良いでしょう。
やり方ですが、
・伸ばしたい筋を痛くない所まで伸ばしていきます。
・抵抗感が出てきたら、相手(受け手)側に押し返してもらいます。
・施術者は押し返されないように6秒間キープします。この6秒目に少し筋肉を伸張させ
 ます。
・これを繰り返し行っていき、受け手の抵抗が無くなったら、ゆっくりと元の位置に戻して
 筋肉を弛緩させます。

例えばハムが硬い人であれば、
・ストレッチ台の上に仰向けになります。
・施術者が片方の足を持ち、反対の足が外転しないように抑えときます。
・脚はくるぶし、膝蓋骨の上を抑えて膝関節が屈曲しないように股関節を屈曲させていきま
 す。
・抵抗感が出てきたら、そこから6秒間押し返してもらいます。その間押し負けないように
施術者側も押し返します。6秒目に少し股関節を屈曲させます。
・それを連続しておこない、受け手の抵抗が無くなり始めたらゆっくりと元の位置に戻しま
す。

他にも腸腰筋・ふくらはぎ・大胸筋・三角筋・内転筋をおこないました。筋肉の位置などによって背臥位、腹臥位、座位など伸ばしやすいように態勢を意識する事と、お客様の柔軟性チェックをした時に、どのくらいまで伸ばしたら痛みを感じるのかを表情や声、目、身体の逃げ方などを常に意識していくと、痛すぎずに心地の良いストレッチになり、癒しを与えられるんじゃないかと思います。
力の加減や入れ方がまだまだ出来ていないので、トレーニング後のストレッチを大切にして成長していきます。