デッドリフト1


ノーマルデッドリフトの場合、スタンスとして腰幅、バーを持つ位置は腰幅の横ぐらいで掴みます。持ち上げる時と降ろす際は脛と太ももに食い込ませるように行なうことが重要です。
膝屈曲→伸展 大腿四頭筋
股関節屈曲→伸展 ハムストリングス・大殿筋
姿勢保持→脊柱起立筋
肩甲骨内転→僧帽筋・菱形筋

オーバーグリップの場合は、肩関節の内旋・伸展動作が入ります。そのため、上記の太ももに食い込ませるような動作をすることで広背筋・大円筋・肩甲下筋に刺激が入ります。

アンダーグリップの場合は、肩関節の外旋・伸展動作が入ります。そのため、小円筋や棘下筋、外旋動作が入ることで肩甲骨の下制・内転が入るため、僧帽筋下部にも刺激が入ります。

オルタネイトグリップは例えば右手がオーバー左手がアンダーの場合、アンダーグリップ側のバーが前方移動し易く、上下左右の差が出やすくなりました。
そのため、上下左右差を無くす為に片側の肩関節の外旋筋、肩甲骨の内転、脊柱起立筋により刺激が入ると感じました。


ノーマルルーマニアデッドリフトは、膝は約10°位の少しの屈曲のまま、バーを太ももに食い込ませるようにあげ、下げる時は膝上の所までにします。
ルーマニアンの場合は、股関節の屈曲動作でのエキセントリック収縮が入ります。そのため、強烈にハムストリングスや大殿筋に刺激が入ります。

バーを下げる際太ももに食い込ませながら、自分の体を目一杯前傾させることで、支点である肩関節とバーベルの距離が遠くなります。
そのため、前傾姿勢を保つための脊柱起立筋群の下背部、腰方形筋や腰腸肋筋などにより刺激が入ります。

オーバーの場合だと広背筋、大円筋、肩甲下筋
アンダーだと小円筋、棘下筋、僧帽筋下部
オルタネイトは片側の肩関節の外旋筋、肩甲骨の内転、脊柱起立筋、また大殿筋、ハム
にもより刺激が入ると感じました。




スティフレッッグデッドリフトは、膝を完全伸展した状態でバーを太ももに擦り付けながら下げます。そのためルーマニアンデッドよりも大殿筋やハムストリングスに刺激を
与えることができます。
完全伸展したまま下げるため、伸展筋群の柔軟性がないと膝上まで下げることができません。

ルーマニアンに比べて肩関節の支点とバーベルとの距離が近いため、肩関節筋群への刺激はルーマニアンに比べると弱くなります。

オーバーの場合だと広背筋、大円筋、肩甲下筋
アンダーだと小円筋、棘下筋、僧帽筋下部
オルタネイトは片側の肩関節の外旋筋、肩甲骨の内転、脊柱起立筋、また大殿筋、ハム
にもより刺激が入ると感じました。


続きます。