モニターさんのトレーニング

本日は、モニターである加野さんをトレーニングさせていただきました。
まず最初に体重体脂肪の測定をしました。

ローカーボでのダイエットを始めて1週間が経ちました。

1週間前
身長168cm
体重90kg
体脂肪30%

本日1月10日
体重86.5kg
体脂肪26.6%

ということで、計算上だと筋肉量は変わらずに体脂肪だけ落とせている結果でした。
5ヶ月で20kgのダイエットということで設定しましたが、最初の1週間は落ちが良かったです。今後停滞期が来ても落とせるよう次の策、次の次の策を考えていきたいと思います。

トレーニングでは、
加野さんからラットプルダウンがうまく背中に効かすことができず、腕に効いてしまうと相談がありました。
そのため、まずはいつも自分でやっている通りに行って貰いチェックをしました。

そこで気付いたのが
・肩甲骨が挙上したままバーを下げている。
・バーの降ろす位置がみぞおち付近にきている。
・背中が丸まっている。肩甲骨が外転している。

ラットプルダウンを効かすためには、
肩甲骨の下制、内転、下方回旋
肩関節の伸展
肘関節の屈曲
が出来ることで充分に広背筋や僧帽筋、小円筋、菱形筋などの背中の筋肉に刺激がいきます。

肩甲骨内転は、実際に私が触って肩甲骨を内転位に持っていくことで分かっていただきました。
肩甲骨の下制に関しては、バンザイをしていただき肩のチカラを抜いてもらうことで理解をしていただきました。
ですが実際やっていくと、意識してもなかなか下制位に持っていくことができませんでしたので、どこかしら筋肉に緊張があると感じました。

そのため、昨日おこなったチェックを行いました。
屈曲ではあまり制限は見られませんでしたが、
伸展・外旋チェックでは制限が見られました。クラッチでは下からの内転、下方回旋にも制限が見られました。
どちらとも強い制限があり特に右側が強くでていたのでそちらを行いました。

おそらく、
肩関節の屈曲・内旋と肩甲骨の挙上・上方回旋・外転の作用が大きくなっているので、
大胸筋上部と僧帽筋上部、前挙筋が特に緊張しているのではないかと予想をしました。

モニターなので、1通り流れでストレッチを行ないました。
大胸筋のコンプレッションでは、上部と大結節綾が硬くなっていたため、重点的に行ないました。
僧帽筋の内側縁から母指で軽く入れ込もうとするも、硬すぎて入れ込むことができなく、また痛みが大きいため、ここは軽くほぐす程度にいたしました。
特に昨日教えていただいた、僧帽筋上部と肩甲挙筋の交差部にコリが強く軽く押すだけでも強い痛みがありました。

再度チェックをおこない、違いを感じてもらいました。右のほうが少し楽になったと言ってもらいましたが、加野さんの姿勢を見てみると、肩が挙上した状態で猫背になっており、背中も丸まっています。
今後、姿勢改善やストレッチも重点的に入れ込んでいかないと、トレーニングをしても効果的な成果が得られないのでしっかりおこないます。

加野さんには宿題として
胸郭を拡げるストレッチ
僧帽筋中部~上部、前挙筋にテニスボールを当ててほぐす
こちらの2点を伝達しました。
次回のトレーニングは木曜日になります。