本日の研修1

本日は、
・減量時目標体重の算出方法
コーチングの3つとイニシャルキュー

について研修を行いました。パーソナルジムに来られるお客様には、痩せたいや引き締めたいという要望を持った人が多くいます。
そのために、カウンセリングの段階でどのくらい痩せたいのか、どこの部分を痩せさせたいのか深くヒアリングをしなくてはいけません。
ヒアリングした時に、最初はざっくりと「~ヶ月あれば何キロ痩せることができきます」「2ヶ月で10キロ痩せるためには、週何回のトレーニングと、食事内容を変えていく必要があります」と言う事で、お客様の目標を数値化できるようになります。

そのためには減量時目標体重の算出方法を割り出す必要があります。
まず体重は
LBM量+体脂肪=体重 です。
体脂肪は、1kgあたり7700kcalです。
お客様を痩せさせるために、LBM量を落とさずに体脂肪だけを落とさなければいけません。それはLBM量が基礎代謝が落ちてしまい、痩せにくい身体になってしまうためです。

例えば
体重50kg
の人が10kg痩せたい要望があった場合、現在のLBM量は32.5kg・体脂肪は17.5kgになります。
体脂肪を10kg落とすので17.5kg→7.5kgになります。
そうすることで
体重40kg
となります。

この体脂肪10kgを健康的に落とすためには、お客様の1日の消費カロリーや週何回トレーニングできるかなどを考慮しなくてはいけません。

まず、消費カロリーは
基礎代謝×身体活動レベル=消費カロリー です。
基礎代謝はLBM量×28.5

身体活動レベルは、
デスクワークなど座りきりの生活 1.3
動くが室内のみの仕事 1.5
外仕事など1.75
運動をする場合2
と分けられます。

そのため先ほどの人の場合だと、基礎代謝が926.25kcalで身体活動レベルが1.3だとすると、1日の消費カロリーは1204kcalとなります。
10kgの体脂肪=77000kcalであり、健康的に体重を減らす場合は500~1000kcalがベストだと言われています。

この人が3ヶ月で10kg痩せたい場合、
77000kcal÷90日=1日855kcal消費する必要があります。
週3回トレーニングの場合だと、1日926.25kcal×2=1852kcal×3=5556kcal
週4日通常の仕事のみだと、1日926.25kcal×1.3=1204kcal×4=4816kcal
そのため1週間で10372kcal、1日平均すると1481kcalになります。

この場合だと、1日855kcalの体脂肪を消費しなくてはいけませんので、
1481kcal-855kcal=626kcalで生活することととなります。
この数値は週何回トレーニングができるか、もしくは何ヶ月の期間内で達成したいかなど具体的になればなるほど、数値も一層具体的に決まっていきます。


そして本日はトレーニングの教え方についても学びました。
教え方のスキルとして
ロールモデルがあります。これは手本が綺麗かどうか、圧倒的な見本(正しいフォームでベンチプレスを100キロあげたり)、体力作りなどです。
また、コーチング・コネクティング・ディレクティングがあり本日はコーチングを学びました。

コーチングには3つの重要な事があり、

1.なぜこの種目をやるのか
数ある中でなぜ選ぶのか、明確な説明ができるかが重要です。
例えば大胸筋を鍛えるのに数多くの種目の中で、ベンチプレスをなぜ取り入れるのか 説明できないといけません。


2.何が得られるのか。
メリットを伝える必要があります。大胸筋鍛える事で身体が逞しくなり、夏の海でも女の子にモテモテです。など具体例も入れる。最初のカウンセリングが非常に重要になっていきます。

3.どのようにやるのか
キューイング
キューイングとは、
1s目 イニシャルキュー ざっくりした説明
2s目フォローアップキュー フォーム修正 
3s目モチベーショナルキュー 追い込み

その中で1s目のイニシャルキューについて実践しました。
イニシャルキューにはセットアップ、基本動作、安全があります。
セットアップはベンチプレスで言うと構えや運動前の段階です。
基本動作は持ち上げ下げ、安全はしっかりとバーを当てて降ろす。

基本的には一度トレーナーが見本を行うのですが、細かくではなくシンプルにやる方がお客様が見て覚えやすいため、ベンチの場合だと座って寝てバーを持って上げ下げする上げきったあとは、バーを当てるといった内容を分かりやすく説明をします。
そのあとにお客様に実践してもらいますが、ベンチなどをやった事のない人程いきなり力が抜けてしまって、ケガの原因にもなります。
そのため必ず補助につきます。逆手で補助をついてしまうと、バーが転げ落ちる事もあり大変危険なため、順手・逆手で持つ方がお客様の力が抜けても、耐えられます。
この1s目が終わったら、今度は2s目のお客様へのフォーム修正を行い、3s目は追い込みをかけます。
追い込み方には、フォーストレップやレストポーズなどがあり常に刺激を変える事ができます。フォーストレップはトレーニングに慣れてきた人に使う事が多く、レストポーズは経験者や凄く慣れた人に行う方が良いです。