仙腸関節について

仙腸関節仙骨の耳状面と腸骨の耳状面が結合する事で形成しています。
二つの関節面は関節軟骨で覆われており関節面には、関節包や靭帯が張っています。骨間仙腸靭帯、棘上靭帯、後仙腸靭帯浅層・深層、仙結節靭帯、仙棘靭帯、と6つの靭帯があります。そのため可動性はほとんどありませんが、体幹や下肢の動きに伴い少し動きます。

仙骨には梨状筋といった下肢の筋肉と、腰腸肋筋や胸最長筋、多裂筋などの体幹部の筋肉。
腸骨には、大腰筋や小腰筋、腸骨筋、腰方形筋といった体幹部の筋肉と、大殿筋や中殿筋、大腿筋膜張筋といった下肢の筋肉があり、体幹や下肢が動く事で、仙腸関節は微妙に動きます。

例えば、大殿筋や腰方形筋が緊張している状態だと骨盤が歪んだ状態に陥りやすく、腰痛や関節可動域に制限が出てきます。
その状態でトレーニングや競技スポーツを行なっていると、充分なパフォーマンスやトレーニング効果が得られません。
そのため仙腸関節の付近の筋肉、大殿筋や中殿筋、腰方形筋の緊張を和らげほぐすことで、本来の関節可動域に戻すのに近づきます。