全面性の原則と個別性の原則

全面性の原則と個別性の原則

全面性の原則とは、
様々な競技スポーツやお客様の目的(痩せたい・筋肉つけたい)がある中で、バランスよく全身をトレーニングすることです。
ある体力要素を向上させたい場合、他の体力要素も向上させなければいけない原則です。
まずスポーツやトレーニングでいう体力というのは単に持久力というものではなく、
身体的要素の行動体力機能の中の、筋力やパワー、筋持久力や心肺持久力、バランスや敏捷性、柔軟性などです。
体力要素をバランス良く向上させることによって、怪我の防止やお客様の目標を達成できます。
例えば、お客様で10キロマラソンを1時間以内で完走したいという目標があった場合、ただ単に週2回1時間のランニングだけや脚のみを鍛えても、目標達成は非常に低くなります。
走る際の体幹が安定される筋肉や、推進力を生み出すための腕の振りに使う筋肉など上半身のトレーニングも必要です。また、ストレッチで柔軟性を上げることで一歩あたりのストライドも伸びてきます。

どの体力が劣っているのかもしくは優れているのか、これはお客様によって全く違うので、初回セッションの評価で知る必要があります。

遺伝的なものなのか、それとも後天的なものなのかもいれ、各お客様の持つ体質・体力レベル・技術レベル・年齢や目的によって全面的なトレーニングも優先順位を考えて選ばなければいけません。(個別性の原則)
例えばトップランナーがやっているトレーニングを始めたばかりの人がやると、怪我をします。人それぞれに合ったトレーニングプログラムを作成し、全面的に進化できるように実行をしていかなければいけません。