過負荷の原則

トレーニングには3原理5原則というものがあります。
このトレーニングの原則に従ってお客様1人1人に効果的に(お客様の求めている目的に直結)トレーニングをプログレッションするのが重要です。
正しく行うことでパフォーマンス向上や、健康増進に繋がる一方で、原理原則に従わないで行なうことにより、関節痛などのケガや、循環器系の合併症になる場合もあります。


まずは3つのトレーニングの原理から
本日は、過負荷の原則について書きます。

①過負荷の原則とは

筋肉は負荷をかけることで強くなります。
主要な筋肉の力やその筋肉の機能向上させるためにこの原則は非常に重要です。
たとえば、筋トレ(ベンチプレス)を始めたばかりの初心者の人は通常のトレーニングの最初の数週間で、挙上できる重量を大幅に増やすことができます。
この場合は、筋繊維の肥大というよりも神経筋機能向上している状態です。

逆に、トレーニングを長くされている方はもともと神経筋機能が向上している状態のため
挙上できる重量が少ししか増加しない傾向にあります。それはトレーニングを続けているうちに、同じ負荷だと身体がその重量に適応してしまうためです。
そのため、今まで以上の負荷を体に与えないと運動効果は得られません。

それも、個人個人によって筋持久力向上が目的なのか、それとも筋力向上が目的なのか
を判断してトレーニングプログラムを作成しなければいけません。

そのため過負荷のかけかたに関しても
例えば、ベンチプレス70キロ×10回できるトレーニングをしていて、数ヶ月後には70キロ×10回が適応できる身体になりました。
このまま、同じ負荷×同じ回数を行っても、筋肉の成長はありません。

筋肉を成長させるために、
単純に重量を増やす(70キロベンチ→75キロ5,80キロ1)
レップ・セット数を増やす
トレーニング難易度を上げる(プッシュアップ→ジャンピングプッシュアップ)
トレーニング動作スピードを上げる
トレーニングの頻度を上げる(1週間に3日→4日)

など身体が適応したら、重量や、頻度、スピードや回数などを変えていくことで筋肉は進化していき、筋持久力や筋力向上につながります。