大宮司トレーナーのNESTA取得勉強会


こんばんはヨモです。

昨日は、UFCなどで活躍している水垣選手などのパーソナルトレーナーを務めている、大宮司さんのNESTA取得勉強会に参加してきました。

私は第三回から初参加ということでしたが、
内容は…

骨格筋や関節の仕組み、機能、エネルギー代謝の勉強会でした。

筋の基本的な構造
筋→筋外膜→筋周膜→筋内膜→筋原繊維

骨格筋の役割だと
主導筋、協働筋、拮抗筋、固定筋、中立筋の説明を、
たとえばベンチプレスにおける肩関節での筋の役割を主導筋であれば大胸筋、協働筋であれば三角筋前部など勉強しました。


筋繊維のタイプ
たとえばタイプ1繊維の場合、3分以上筋収縮を繰り返すエクササイズを多く行うひとは、遅筋が発達しやすく、長距離走のランナーに多いなど、例を挙げながらの説明を聞きました。

また、筋の活動様式の分類(短縮性、伸張性、等尺性、等張性、等速性)の内容を
宮司トレーナーが身体を使いながら教えてくれました。

1番興味深かったのが、
筋の強度と持久性です。

絶対強度は、単純に重い物を上げる最大筋力の数値。
相対強度とは、自分の体重あたりどのくらい物を挙げられるか

多くの格闘家の場合だと、この相対強度をいかに上げていくのかと、それと同時に筋持久力も持っていないとトップレベルの選手にはなれません。

そして、自分が持っているパワーを増強させるためには、体重を増やすか、筋持久力増やすか、もしくは動作を速く動かすといった方法がありますが、
一番効果が表れるのは、動作を短い時間で速く動かす!
これが一番自分のパワーにじゅうぶん発揮できるようになる動作だそうです!

特に中軽量の選手にはアメフト選手のような動きや、体つきになってほしいと言っていました。

骨に関しては、各骨の名称や役割を教科書に沿って説明を聞きました。

骨吸収と骨形成のところでは、ウェイトトレーニングをすることで、骨形成が促進され、骨量を増加される説明を聞き、
改めて骨がもろくなりやすい中高年、骨が形成されるジュニア世代にもウェイトトレーニングの重要性を感じました。

とくにジュニア世代は、しっかりした食事と運動が基本ですが…
中高年の場合だと食事量が減り、
食事量が減る事で摂取カロリーが減るので、筋肉量も減ります。
結果、骨がもろくなりやすくなり骨粗鬆症になってしまいます。

骨粗鬆症予防のためには、トレーニングをして刺激を与え、骨の再形成に繋げればいいのですが
中高年の場合、あまり複雑な方法のトレーニングをさせると関節痛などにもなるので、
しっかりしたアセスメントとプラン作りをしなければいけないと教わりました。

トレーナーにおいて重要なのは、もちろん知識や資格は大事ですが、
クライアントの評価(今までの運動歴、ケガ歴、腕立て何回できるか、何を目的にトレーニングするのか)をしっかりヒアリングする能力と、骨・筋・関節を全て把握している、
その評価があるからこそ、一人一人にプランを出して話すことができると思いました。

今回はNESTAという資格を取るための勉強会ということでしたが、

やはり解剖学!!
これを全て把握することがとても大事というのが、改めて分かりました。(*^^*)