かわはぎ~肩回り、ふくらはぎ、お腹回り~

かわはぎ研修

昨日は肩回り、ふくらはぎ、肋骨のかわはぎ研修を行いました。

☆ポイント
・末節骨先端でつまむ。硬くてつまめない場合は、指で大きくつまんでから再度やると柔らかくなりつまみやすい。
・つまんで引っ張るのではなく、約5秒間同じ力感でつまむ、3秒経って痛みが和らげばOK。痛い場合は強すぎる可能性もあるので、ヒアリングし確認する。
・可動域チェックをする。

僧帽筋の筋膜リリース
 肩峰から上部僧帽筋の筋腹上をつまみます。末節骨先端でつまめない場合は大きく肉ご 
 とつまんで繊維を柔らかくしてから、やるとつまみやすくなります。僧帽筋リリースの場合はつまんで前方にスライドさせるとより良いみたいです。バンザイ動作で確認するとより変化を感じやすくなります。

・ふくらはぎ
 アキレス腱~腓腹筋、ヒラメ筋部の筋腹間をつまみます。硬すぎてつまめない人にはコロコロからのローションを塗って揉むだけでも効果が出てきます。
 やる前後にしゃがみ込みでチェックをしましょう。

・肋骨間の筋膜
 上部胸郭、下部胸郭周りをつまむ。その際には胸式呼吸をしてリラックスさせる。これに関してはチェックは、呼吸のしやすさや下部肋骨の高さの違いを感とらなければいけない為、ふくらはぎや僧帽筋に比べると違いが感じにくいかもしれません。

インストラクション

インストラクションテスト

インストラクションスキルのテストをしましたが…結果は大惨敗でした。

インストラクションにはコーチング・コネクティング・ディレクティングこの3つがあります。それぞれ役割がありますがまったく答えられなかったです。
特にコネクティング・ディレクティングがまったく答えられない状態でした。答えられない項目に関しては、日々のセッションで意識出来ていないことだと思います。
コーチングスキルが高ければ、「このトレーナーは教えるのが上手い」と思われます。それでもついて来てくれますが、さらに信頼を得て自分だけのお客様にするためにはコネクティング・ディレクティングを実践する事です。
コネクティングに関して、アイコンタクトや名前、サンドイッチなど普段から自然と行っていましたが、自己開示や尊重、要望が普段から出来ていない、頭の隅に入っていない状態です。
こういった所ができれば、お客様も自分の事を気にかけてくれていると感じると思います。
ディレクティングに関しては、長期で通われている人に効くインストラクションスキルだと思いました。自分はこういう人間だとイメージさせておいて、まったく違う人間に見せたり、いつもと違う雰囲気を出し1クールを演出させることができます。そのためにはお客様が長期で通い、トレーナーがどういった人なのかを印象つける必要があります。
長期で通ってもらうためには、最終的なゴール設定、そして中継地点である中間目標を設定する事です。この日までにこのくらいできると身体はこうなります。それをまず目指しましょう!と常に設定し話すことが大事なので、意識して行いたいと思います。

ベネフィットを大事に

本日はトレーニング実技と一連の流れを行いました。
・ランジ
・SQ
・Rクランチ
この3つを行いました。

一連の流れとして、基本動作、安全面、メリットは簡潔に伝えられましたが、ベネフィットいわゆる、この動きが出来るとこんなことができるというのが足りなかったです。
とくにより具体的なフレーズが話せるとお客様も納得します。

例えば
「ランジをするとお尻が引き締まります。」

これだとお尻が引き締まるのは分かりますが、引き締まってどうなるのかが分かりません。
なので…

「ランジをするとお尻が引き締まって、タイト目のジーンズが綺麗に履ける様になりますよ」

というようにニーズに合わせていろいろ発言するのがベストです。そのためにはしっかりとカウンセリングで要望を深堀って聞き取る事が重要です。


そして要望に対しての原因をも伝えてあげるともっと納得します。

例えば

「横っ腹を引き締めてくびれを作りたい、そして自分の体に自信を持ちたい」というニーズに対して、なぜ横っ腹が引き締まらないのかを話すとよりお客様も納得します。


「あなたの横っ腹が引き締まらないのは、この筋肉が硬いから筋トレしてもしっかり動かないからです。なのでまずはストレッチをしましょう」と言えばだいぶ具体的になり、要望に沿った形になります。


これを踏まえて本日、セッションで実践してみた所、新たなニーズも出てきました。

「こんな事も出来るようになるかしら?」と

お客様から質問が来ます。潜在的なニーズが浮き出てきてより厚みのあるセッションになると気付きました。



実践練習

実技研修 改善点

先日は実技研修(セッション)をおこないました。トレーナーがお客様になり要望を伝えセッションをしていくものです。

ご要望
グアムに向けて身体を絞る。
大胸筋、三角筋、三頭筋を大きくしたい。
ベンチ100㎏挙げられるようになりたい。

・種目
ベンチプレス
インクラインベンチ
インクラインショルダープレス
サイドレイズ
リアレイズ
フレンチプレス
ライイング

◎フィードバック

・カウンセリング
ニーズの深堀が出来ていない
優先順位決めてない
若干にやついていて、ヘラヘラしている印象

・トレーニング
優先順位の聞き忘れによる、トレーニング種目の順序
RM設定の間違い、強度設定ミス、予測が多く入る
ネガティブの時の手が邪魔、補助のタイミングが遅い
ラックアップしていない
インクラインBPとBPの違いを話してない。
盛り上げの民ングが悪い、変な所で声が大きくなる
煽りのタイミングが悪い
サイドレイズの重量設定が軽い
サイドレイズの見本、姿勢が悪い
リアレイズの見本が悪い
フレンチプレスを肩が痛めている中でやった。まずはチェックするべきだった。
フォーム修正がない、キューイング
回数を何回と最初に言ってない
補助の入りが遅い
無言でバーベルを持ってくるので、ビビる

・ペアストレッチ
押し感が強い

・セルフストレッチ
ホームワークの提案がなかった

まとめてみると
・強度設定のばらつき
・全体的になぜが足りない

セッションをしていて、追い込みはありましたが1つ1つのポイントがなく、最終的に体力的に疲れて終わってしまった印象でした。
それは、種目ごとに理由づけやなぜやるのかがなかった、そしてホームワーク提案もなかったので満足感がなかったと気づきました。
いわゆる「お土産」がない状態でした。なぜの追及がないと淡々と進むだけでトレーニングの意味をお客様に理解して貰えなくなってしまいます。1種目だけでも何故やるのか、これをやるとこんないいことが待っていると伝えることでセッションの質も上がりお客様のやる気もさらに上がると思いました。

お土産とは「お客様が自分以外に話したくなるモノ」、そのためには考える力、なぜやるのか、どのようにやるのか、こんないいことが待っているを追及していきたいです。

ストレッチ心地よさ編

上肢のストレッチ ~心地よさ編~


上肢のストレッチを再考し研修をいたしました。

修正点として

・肩甲上腕関節,肩甲骨の可動域チェック時の屈曲ポジションが浅い。母指の押さえつけの
 タイミングが悪く、頭が枕から離れてしまう。
・胸椎伸展と、腰椎部の起立筋や多裂筋のストレッチ。肩甲骨の内転下制を促したいが、内
 転だけになっている。
・大胸筋の揉捏が弱い。皮膚を揉捏しているので、もっと強く筋繊維を揉捏する。
・腕神経叢部分では肩峰から引きはがすようにおこなう。
・肩甲骨の内側部の母指入れでは内転下制を意識する。
僧帽筋の揉捏では伸張位で揉捏が入るので痛みが出やすい。収縮位でおこなったほうが痛みも出にくく、緩みやすい。
・肩甲骨回しの部分は、回しが大きすぎて頭が枕から離れたりする。


ストレッチにおいては「心地良さ」が重要なのですが、自分がいまやっている事を受けて
みると、頭が浮いた時に気になったり、痛すぎたりしたので心地よさが全然足りていない
と感じました。特にトレーニング後は身体も疲れているので、より癒しを求めているはず。
イタ気持ちいい圧と、受けている間の心地よさをポイントにおこなうようにします。

 

発声練習 

発声の練習

本日は発声練習をしました。発声一つでパーソナルトレーニングの質も変わってきます。同じ内容でも明るい声や暗い声、渋い声で印象も違って見えます。

ということでまずは
「あえいうえおあお」の発声を5種の出し方で行いました。口角を意識する事で、それぞれ聞き取りやすくなります。
声の出し方は身体の5か所を意識すると高音・低音が出しやすくなります。
5箇所…丹田(みぞおち)、鎖骨、口、鼻、脳天
そこから出すことを意識し、練習すると声のメリハリが良くなり、セッション中やカウンセリング中での発言に重みが出てくると思います。
お腹から声を出す連続「あ」30回発声もおこない、キレをだすようにしました。

なぜか、「あえいうえおあお」をやるとアゴがしゃくれやすく、舌を巻く癖があります。
力が入ると、肩もすくむので、頸椎の硬さ、僧帽筋や肩甲挙筋、頸板状筋、頭板状筋の硬さが原因なのかと感じています。
舌を巻いて発声する癖もあるので、舌出し、舌回しのトレーニングをしました。
・舌出しは天井を向いたまま、舌をアゴにつけるように出し入れします。(10回繰り返す)
・舌回しは口の中をグルグルと時計周り、逆回りに回します。(左右10回ずつ)

上記2つをやりましたが、序盤で舌と口が疲れ切ってしまいました。普段いかに意識して使っていないのかが分かりました。
舌の練習をしてから再度「あえいうえおあお」や「あ」連続30回をやると、
・口が大きく開く。
・喉が通る。
・腹から声が出る。
・キレが出る。
・巻き舌になりにくい

という効果が!!出てきました。

声のメリハリを出すと、言葉が人に伝わりやすいと感じました。例えばそれが修正点であれば、お客様は意識しやすくなると思います。私の場合、語尾を伸ばしたり早口になったりする癖、そしてペースが一定な気がします。強調するところは強くゆっくり発声したり、場面場面で変えていきます。

キューイングの重要性


キューイングの重要性

キューイングにはイニシャルキュー、フォローアップキュー、モチベーショナルキューの3つがあります。

・イニシャルキュー
 セットアップ、基本動作、安全

・フォローアップキュー
 フォーム修正、フィーリング(お客様に伝わりやすく説明する力)

・モチベーショナルキュー
 煽り、鼓舞、集中

セッションをおこなっている中で、どの部分が私の中で一番足りていないのか考えてみて特にフォローアップキューが弱いと感じています。どのエクササイズに対してもフォーム修正を掛けたりしますが、それをどのように(例え)表現していくのかが苦手なのではないかと感じています。
例えば、ベンチプレスで肩がすくむ時は、「肩を下げるように」と話しますが、それで分らない人にはどのように伝えて理解してもらうかが重要です。手で動作を促せば簡単に出来るかもしれませんが、言葉のレパートリーが増えるとお客様に伝わりやすくなると思います。
そういった意味でまだまだネタが少ないのかな…と感じています。

もう一つはモチベーショナルキューでの「集中」です!
セッションを思い返してみると、鼓舞や煽りはだいたいいつも入っていますが、集中が入ってないと思います。
お客様に集中してもらうにはどうしたらいいのか?私の中ではまだこれだ!というものはありませんが、これから実行していくのは

・インターバル中に目をつぶらせる
・あまりしゃべり過ぎない
・ポジティブな言葉を言う「全神経を腕に集中させて、100%出し切ってください。これが上がればNo.1です! 」
・ポジティブなイメージをさせる

いろいろ試行錯誤してお客様に集中してもらい最高のパフォーマンスを出させたいです。